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磯子区郷土史研究ネットワーク
「川と海から」-004.旗 塚
滝頭八幡宮の裏手に樹林に覆われた直径10メ-トル、高さ2メ-トルの円墳がある。民家の敷地内で立ち入ることができず正面からは見えないが、裏手にまわると垣根越しに見ることができる。言い伝えによれば、この塚に旗を立てて漁民の目じるしにしたことから旗塚と称した言われているが、往時はこのあたりは八幡神社の境内林でこの程度の塚に旗を立てても目じるしにはならなかったのではなかろうか。他の地の旗塚伝承のように中世の戦乱期に旗じるしを立てたことに由来するのかも知れない。
墳丘内部が未調査のために一切不明だが、滝頭・広地周辺にかつて散在していたこの規模の塚と同様に古墳時代の円墳なのか中世の高塚墳墓なのかも定かでない。
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